離婚問題の解決は専門的なサポートが必要！

離婚問題は、家庭の問題、個人の問題だと考えて、専門家の支援を躊躇していませんか。しかし、離婚は、法律問題でもあります。離婚に当たっては、離婚するかどうかという問題のほかにも、子供の親権、養育費、子供との面会交流、財産分与、慰謝料、年金分割など様々な課題を解決しなければなりません。離婚することは合意できても、親権、面会交流、慰謝料、財産分与の問題に折り合いが付かないケースもあります。夫婦だけで問題を解決できない場合には、家庭裁判所の家事調停を利用することになります。ところが、家庭裁判所は夫婦の一方の利益を図ることはありませんし、家庭裁判所で実際に話を聞いてもらえる時間は限られています。そうした状況の中、非常に不本意な合意をしてしまうケースが見られます。不本意な合意をしてしまったという方のお話を聞くと、何が自分に有利な事実か分からなかった、裁判所が通常どのような考え方で判断しているか知らなかった、自分が言いたいことをうまく整理できず効果的に伝えることができなかった、ということに原因があるようです。こうした事態を回避するには、専門家による専門的なアドバイスが不可欠です。離婚問題に取り組む弁護士は、離婚を巡る様々な法律問題に専門的な知識・経験を有しています。信頼できる弁護士に話をよく聞いてもらい、適切なアドバイスを受けることで納得できる解決を得られる可能性が高まります。

離婚には、養育費、慰謝料、財産分与といったお金の問題があります。養育費については、裁判所が「養育費、婚姻費用の算定に関する実証的研究」という報告において標準的な算定表を公表しています。しかし、自分の力だけで正しく夫婦の収入をあてはめて算定することはできるでしょうか？標準的な算定表が想定していないような特殊な事情がある場合にうまく対応できるでしょうか？このように標準的な算定表が公表されている養育費についても、適切な養育費で合意できるか不安を拭えないこともあります。また、財産分与については、不動産、保険、株式があった場合、財産分与を考える上でどのように評価すればよいでしょうか？住宅ローンがある場合はどう考えるでしょうか？不動産の購入にあたって、両親からの資金援助があった場合はどう考えればよいでしょうか？このような場合も、適切な財産分与で合意できるか不安を拭えないこともあります。こうした悩みを抱えているとき、弁護士の専門的な知識・経験が役に立ちます。依頼者に寄り添い、より有利な主張を構築したり、相手の不合理な主張に対抗したり、適切な落としどころを探ったりすることができます。弁護士のアドバイスを受けることで、自信を持って調停に臨むことが可能です。

離婚は、人生において大きな出来事のひとつになります。離婚後の生活はどうなるのか、経済的に生活できるか、相手に親権を渡したら子供と二度と会えないのではないか、様々な不安や悩みを抱えることになります。また、離婚に向けて相手と交渉することも大きなストレスになります。更に不安や悩みを抱えることにもつながります。こうした時、離婚問題に取り組む弁護士に相談することで、法律的な側面だけでなく、過去の事例も踏まえた具体的なアドバイスを受けることができます。自分の味方として寄り添ってくれる弁護士の存在は、精神的な不安や悩みを軽減し、又は解消することも期待できます。

普段の生活の中で意識することはありませんが、結婚という関係も法律的な意味での契約です。これを解消する離婚も、また法律問題です。そして、結婚がそうであるように離婚も、重要なライフイベントになります。人生の中で重要な問題であるからこそ、離婚に際して自分が大切にしたいことは、専門家に相談して専門的なアドバイスを受けることをお勧めします。新たなライフステージに進むためにも、後悔のない判断をすることは大切です。